リアルとネットの間

最近リアルの生活とネットとの境界線がよく分からなくなった
私の生活に深くネットが入り込んでいて、今となってはもうネットなしの生活なんて考えられないくらいだ
それくらいリアルとネットとの距離が近くなっている
だから迂闊な発言とかも出来なくなっているし、発言自体を躊躇するようになった
まだ何も見えてなかった頃、ネットではもっと自由度が高く行動出来ると思っていたが
ネットでもリアルと同じようなモラルであるとかルールが存在するんだと気づいた
そういうことを考えて書いたエントリーが『文字の怖さや印象について思うこと』だったりもした
今度はそこから更に発展して『距離感』について今はいろいろと考えてる
現在はインフラが普及してweb2.0の時代に入り総表現化社会に入って個人がブログやtwitterなどで
自由に発言し発信するようになった
こういう事がきっかけで共通の趣味などのコミュニュティが増えたと思う
ネットは物理的な距離は一切関係のない世界だから例えばリアルでは周りに理解者のいないヒトでも
ネットには自分と同じような思考を持っていたり、自分を理解してくれるヒトがいたりする
また、リアルでは知り合えなかったようなヒトにもネットを通じて知り合う事でリアルの人間関係を
築く事が出来るようにもなった
ネットではこういうコミュニュケーションを取れるようになった
私的には特にプログラマーの世界でのコミュニティーは顕著にこういう現象が起きていると思う
それは情報の最先端の位置にいる人達だし、発信して行く位置の人達だからだ
けど、ネットはこういう素晴らしい一面がある一方で危惧すべき事も存在する
『距離感』というものが感覚としてあまり持てないところはまさに危惧すべき点である
私はこの現象は恋をする感覚に例えるのが一番しっくり来ると思う
ある日突然恋に落ちてつき合い始める
これは今まで全く会った事のない人間でも知り合ってお互い共通の話題などで感銘し合ったり盛り上がったり
感覚を共有するという意味では自然な流れにも思える
しかしこれは一目惚れ状態なので相手の事が殆ど分からないままに共通の趣味があるというだけで
つき合っている状態とあまり変わらない
蜜月は長く続くものではないので、つき合っているうちに当然相手の悪い箇所も見えてくる
その時が一番危惧すべきで『それでも相手を受け入れてつき合って行こうと思う』ヒトと
『それならすっぱり別れてしまおうと』思うヒトが分岐するポイントだからだ
この恋は男女感だけの問題ではなく、同性同士にも言える事だと思う
一般的に突然すぎる恋は熱しやすく冷めやすい
人間関係とかコミュニュティーなどと関係を長持ちさせたいならある程度の距離感を持って
相手に接するべきなんだと思う
あと、私にも言える事なんだけど気になる相手の事をついつい検索してしまう時がある
そういう感じで有名な人達は検索される側なのできっと芸能人並みにプライベートが無いんだろうなぁと思う
相手の事を知りたいしもっと分かり合いたいとも思う
けど、それは早急である必要が無く、むしろじっくり時間をかけて人間関係を築きたい
何事も距離感を大切にして今の人間関係を保って行きたいと思う
けどやっぱりネットとリアルの間の距離感は難しい